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Scene 81 [Rough Justice]

[Another Side of Tennis]
坂東 海

Scene 81
[Rough Justice]

部屋に戻って[A Bigger Bang]をかける。
Keithの空ピックからのイントロのリフだけでぶっ飛ぶ。
“Rough Justice=ひでえ報いだよな”とMickが唾を飛ばす。
Ronnieのスライド、Charlieの太鼓も凄い。

音を消したTVじゃプロレス。
HERO’Sっていう団体だか、興行らしい。
山本 “KID”徳郁いいなあ。
宇野薫と所英男が戦った後お互いに敬意を示す態度に、“強い者同士”の清々しさを感じて思わず酒が進む。
須藤元気が背中を見せながら相手の攻撃をかわすのを観て、(こいつ勇気あるなあ…。トリックなんかじゃないぜ)と感心する。

氷を取りに行ってる間に、画面には山本 “KID”徳郁と須藤元気と肩を組み、カメラマンに見栄を切る前田日明が映っていた。
(あれっ!?前田じゃん!?そっかあ、だからいいFightばかりだったんだ!)と納得。
俺は別にプロレスファンって訳でもないんだが、一時期、前田日明のリングスの試合を追いかけていた。
奴のFight、そして奴の打つ興行は信頼出来た。
横浜アリーナでのカレリンとの引退試合は遠くの席で観た。

曲は“Driving Too Fast”。
足が勝手にビートを刻む。
奴等がライヴで演ってる姿が浮かぶ。
全くなんてカッコイイんだ。
独り浮かれながら、夕刊を読んでない事に気付いてパラパラと捲る。

シャラポア「全米4強」”、その下に小さく“杉山、混合も敗退”。
先を読むと、“ペトロワ握手拒否”。
何でもシャラポアとの試合の後の握手を拒否したらしい。
さっき宇野薫と所英男の気持ちいいFightを観た後だけにがっかりする。
(テメエ、試合に勝ってても握手拒否したんだろうな!)と怒りが持ち上がる。
それに対して記事は“両者の意地が伝わって来た”と締めくくられていた。
(話題になりゃあ何でもいいんだな、こいつ等は…)

そんな夜もあって今は9月12日未明。
アガシフェデラーの決勝が始まった。
今1st、キープキープで1オール。
アガシと、1998年札幌のホテルのTVで観てたU.S.Openのコナーズの勇姿がだぶる。
1991年U.S.Open、ノーシードでベスト4に進んだコナーズを思い出している人も多いだろうな。

「数日前仕事で行ったN.Y.のBarで隣を見たら誰がいたと思う?アガシだぜ!アガシ!」
聞き伝えの話だが、U.S.Openの最中にBarでグラスを傾けるアガシ
(噂好きな連中の為に言っておくと、横にグラフはいなかったってよ。)
俺の中で勝手に、BarのBGMは“Streets Of Love”。
MickのファルセットがBarに静かに流れてる。

2005.9.12
Hachioji
エッセイ | 投稿者 坂東海 00:01 | コメント(0)| トラックバック(0)
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