2006年07月28日
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2006年07月13日
Scene 124 [夏の終わり]
[Another Side of Tennis]
坂東海
Scene 124
[夏の終わり]
「うわっ!焼けてるねえ」
会う人会う人に言われる。
毎週毎週レッスンで会うお客さんにも、「本当に黒いねえ…」
「いやっ!本当は白いんですよ!美白なんです!」
時計を外して見せると、「本当だあ~。白い」
「子供の頃はコパトーンのモデルでお尻出してましたからね!」
こんな感じだ。
毎年紫外線が強くなって来る春先は、誰よりも早く短パンになる。
皆が黒くなってから、陽に焼けてない足を出すのはカッコ悪い。
って言うか、テニス選手は試合中とか暖まったら、短パンになるのが普通だ。
真冬の部活じゃあ、身体から湯気を立てながら短パンでプレーしたもんだ。
だから春先で暖かくなって来た時、逆に秋口で少し冷え込んで来た時に、ウォームアップパンツを穿いてレッスンしているコーチを見るとがっかりする。
「オマエハタマダシマシーンカ?」
で、その日焼けが仇になるのが、皮肉な事に真夏の海。
顔と二の腕の途中から指先迄、膝上から踝迄は真っ黒で、他は真っ白の逆パンダ…。
これはカッコ悪い。
おまけに最近はスリークォーターパンツを穿く事が多いから、逆パンダ現象は更に酷くなっている。
そんな事を気にし始めた6月終わりに、ヘッドコーチからこんな一言。
「秋になると休めないから、夏の間に休み取れば?ウチは又宮古島行くよ。お前も宮古行ったら?7月の頭で独りなら今からでもエ大丈夫じゃない?いい所教えてやるぜ」
勿論即答で「焼きます!焼きます!じゃなくて、行きます!行きます!」
そんな訳で、目指せ逆パンダ解消で慌しく初の宮古へ。
空港へ着いてまずは、ヘッドコーチに教えてもらった個人レンタカー屋さんにコール。
古いスプリンターを借りて、これ又教えてもらったチャーハンが税込300円で大盛りの[博龍菜館]に行って昼飯と、貧乏旅には無難なスタート。
満腹になった所で新城海岸に行って、男独りで隠れクマノミとご対面。
海に潜ってこの目で直に見ると、予想外に感動…ふん!恥ずかしくなんかないやい!
スコールに追われる様に、素泊まりの宿にチェックインして、缶ビールを開けてTVをつけたら「台風3号は明日宮古島に最接近。明後日迄停滞」……知らなかったあ…。
翌日は開き直って颱風が来る前の島をドライブしたけど、途中でワイパーも利かない降りになり、土産にモンテドールの新作ケーキ[ゴーヤ畑]を買っただけで帰宿。
でも颱風は1日で通り過ぎて、又しても新城海岸、そして夜は平良の居酒屋[中山海岸通店]に行って、颱風の影響で刺身は限られていたけど独りカウンターでエンジョイ。
そんなこんなでピーカンの最終日は、レンタカー屋のおじさんが教えてくれた[悠楽]の一口カツ定食で感動してから、ミーハーに砂山海岸へ。
独りでもおかしくない程度のひと気で、颱風の影響でろくに陽射しを浴びてない、まだ逆パンダ状態の身体を安心してさらして焼いた。
でも普段から焼けてない部分は、やっぱり赤くなるだけなんだよなあ…痛い…。
ヒリヒリするのを我慢しながら飛行機に乗り込んで、羽田からいつもの店に直行。
(そう言えば羽田への飛行機では、斜め後ろの席に山崎まさよし。後で調べたら、彼は七夕の夜の川満漁港でのイベントに、シークレットゲストで出たらしい)
「やっぱ空いてる海はいいねえ」
「でもさあ、もう夏休みが終っちゃったって事でしょ?」
「なんでそうやって現実を突き付けるの…」
“訳もなく夏の終わりが寂しいのは子供だけじゃないんだぜ”夏の終わり/SION
2006.7.10
Hirara
坂東海
Scene 124
[夏の終わり]
「うわっ!焼けてるねえ」
会う人会う人に言われる。
毎週毎週レッスンで会うお客さんにも、「本当に黒いねえ…」
「いやっ!本当は白いんですよ!美白なんです!」
時計を外して見せると、「本当だあ~。白い」
「子供の頃はコパトーンのモデルでお尻出してましたからね!」
こんな感じだ。
毎年紫外線が強くなって来る春先は、誰よりも早く短パンになる。
皆が黒くなってから、陽に焼けてない足を出すのはカッコ悪い。
って言うか、テニス選手は試合中とか暖まったら、短パンになるのが普通だ。
真冬の部活じゃあ、身体から湯気を立てながら短パンでプレーしたもんだ。
だから春先で暖かくなって来た時、逆に秋口で少し冷え込んで来た時に、ウォームアップパンツを穿いてレッスンしているコーチを見るとがっかりする。
「オマエハタマダシマシーンカ?」
で、その日焼けが仇になるのが、皮肉な事に真夏の海。
顔と二の腕の途中から指先迄、膝上から踝迄は真っ黒で、他は真っ白の逆パンダ…。
これはカッコ悪い。
おまけに最近はスリークォーターパンツを穿く事が多いから、逆パンダ現象は更に酷くなっている。
そんな事を気にし始めた6月終わりに、ヘッドコーチからこんな一言。
「秋になると休めないから、夏の間に休み取れば?ウチは又宮古島行くよ。お前も宮古行ったら?7月の頭で独りなら今からでもエ大丈夫じゃない?いい所教えてやるぜ」
勿論即答で「焼きます!焼きます!じゃなくて、行きます!行きます!」
そんな訳で、目指せ逆パンダ解消で慌しく初の宮古へ。
空港へ着いてまずは、ヘッドコーチに教えてもらった個人レンタカー屋さんにコール。
古いスプリンターを借りて、これ又教えてもらったチャーハンが税込300円で大盛りの[博龍菜館]に行って昼飯と、貧乏旅には無難なスタート。
満腹になった所で新城海岸に行って、男独りで隠れクマノミとご対面。
海に潜ってこの目で直に見ると、予想外に感動…ふん!恥ずかしくなんかないやい!
スコールに追われる様に、素泊まりの宿にチェックインして、缶ビールを開けてTVをつけたら「台風3号は明日宮古島に最接近。明後日迄停滞」……知らなかったあ…。
翌日は開き直って颱風が来る前の島をドライブしたけど、途中でワイパーも利かない降りになり、土産にモンテドールの新作ケーキ[ゴーヤ畑]を買っただけで帰宿。
でも颱風は1日で通り過ぎて、又しても新城海岸、そして夜は平良の居酒屋[中山海岸通店]に行って、颱風の影響で刺身は限られていたけど独りカウンターでエンジョイ。
そんなこんなでピーカンの最終日は、レンタカー屋のおじさんが教えてくれた[悠楽]の一口カツ定食で感動してから、ミーハーに砂山海岸へ。
独りでもおかしくない程度のひと気で、颱風の影響でろくに陽射しを浴びてない、まだ逆パンダ状態の身体を安心してさらして焼いた。
でも普段から焼けてない部分は、やっぱり赤くなるだけなんだよなあ…痛い…。
ヒリヒリするのを我慢しながら飛行機に乗り込んで、羽田からいつもの店に直行。
(そう言えば羽田への飛行機では、斜め後ろの席に山崎まさよし。後で調べたら、彼は七夕の夜の川満漁港でのイベントに、シークレットゲストで出たらしい)
「やっぱ空いてる海はいいねえ」
「でもさあ、もう夏休みが終っちゃったって事でしょ?」
「なんでそうやって現実を突き付けるの…」
“訳もなく夏の終わりが寂しいのは子供だけじゃないんだぜ”夏の終わり/SION
2006.7.10
Hirara