2005年11月03日
Scene 88 [20th Anniversary]
[Another Side of Tennis]
坂東海
Scene 88
[20th Anniversary]
「この人にも30代だった時がありました!ギター、松田文!」
Sold Outの新宿ロフト。
シオンがデビュー前にロフトで初ワンマンして20周年に引っ掛けてのLive。
ロフトも丁度30周年らしい。
“ふたりでいてもふたりはふたりで 想い合って癒せない思いは 小さいときにたぶん身につけた それぞれのやり方で”夏の終わり/SION
“裏を読むなよ みんな自分が可愛い 真っ直ぐでいい このままでいい” すばらしい世界を/SION
そんな“言葉”がスッと胸を刺す。
(小さいときにたぶん身につけた それぞれのやり方で…かあ。裏を読むなよ…)
皆で香港料理屋に入って、飛び切り辛いイカの炒め物を突っ突きながら思い出す。
約1週間後だったか、浅草橋で野暮用があり新宿から総武線に乗る。
問屋街でも覗こうと早く出て、電車の中でウトウト。
ふと気が付くと窓の外はデカイ川…隅田川!
一つ乗り過ごしちまったって訳だ。
(まあいいや)と両国散策に切り替える。
国技館を見て、(そうか…)とiPodをスクロール。
2曲目が終り、激しい歓声の中MC。
「ありがとう。今夜も最後まで目一杯やります。最後まで楽しんで行ってほしい。ラヴ・マイナス・ゼロというアルバムの、多分これが最初でそして最後になるプロモーションツアーのファイナルです。ねえっ。ここが新国技館だからね、有名な。やるよ!ウェイ」
両国国技館こけら落としの1985年の甲斐バンドのLive。
こけら落としらしく、甲斐よしひろは“両国国技館”ではなく“新国技館”と言ってる。
歴代横綱の写真が見下ろす座布団の無い桝席に立って観たLiveだ。
あのLiveの後、呑み屋を探してうろついた両国の街は明かりが消えて暗い印象だったが、今じゃネオンがこうこうと光ってる。
国技館、旧安田庭園、両国公会堂と通り過ぎ、蔵前橋を中程迄渡って立ち止まる。
“よりよい世界夢見ながら眠りにつく時がある だけど沈んだままの心でいつも目をさます”荒野をくだって/Kai Band
あっ、このLiveも20年前じゃん。
短い間に20年というキーワードに2回触れて、川面を眺めながら20年って奴をちょっと振り返って見る。
でもそれは月日を感じさせず、歌い続けてる彼等同様、自分が今も生きているという事実を突きつけられる。
それが幸せであり痛くもあって、(俺は一体何をしてるんだ…)と思わず悪寒に身体を震わせてしまう。
1985年、全豪が最後のXmas開催だった年。
グランドスラムの優勝者は全仏:ビランデル、エバート、全英:ベッカー、ナブラチロワ、全米:レンドル、マンドリコワ、全豪:エドバーグ、ナブラチロワと正しく群雄割拠。
テニスに関しては年月の流れを感じる。
“色あせても笑う ヒーロー達の写真は 栄光と挫折を一度にさらしてしまう”
“俺は王様だと思ってた 俺の声で誰でも踊ると思ってた だがしかし俺の声は ピンボールさ ただ跳ねてるだけ”俺の声/SION
2005.10.25
Kuramaebashi
坂東海
Scene 88
[20th Anniversary]
「この人にも30代だった時がありました!ギター、松田文!」
Sold Outの新宿ロフト。
シオンがデビュー前にロフトで初ワンマンして20周年に引っ掛けてのLive。
ロフトも丁度30周年らしい。
“ふたりでいてもふたりはふたりで 想い合って癒せない思いは 小さいときにたぶん身につけた それぞれのやり方で”夏の終わり/SION
“裏を読むなよ みんな自分が可愛い 真っ直ぐでいい このままでいい” すばらしい世界を/SION
そんな“言葉”がスッと胸を刺す。
(小さいときにたぶん身につけた それぞれのやり方で…かあ。裏を読むなよ…)
皆で香港料理屋に入って、飛び切り辛いイカの炒め物を突っ突きながら思い出す。
約1週間後だったか、浅草橋で野暮用があり新宿から総武線に乗る。
問屋街でも覗こうと早く出て、電車の中でウトウト。
ふと気が付くと窓の外はデカイ川…隅田川!
一つ乗り過ごしちまったって訳だ。
(まあいいや)と両国散策に切り替える。
国技館を見て、(そうか…)とiPodをスクロール。
2曲目が終り、激しい歓声の中MC。
「ありがとう。今夜も最後まで目一杯やります。最後まで楽しんで行ってほしい。ラヴ・マイナス・ゼロというアルバムの、多分これが最初でそして最後になるプロモーションツアーのファイナルです。ねえっ。ここが新国技館だからね、有名な。やるよ!ウェイ」
両国国技館こけら落としの1985年の甲斐バンドのLive。
こけら落としらしく、甲斐よしひろは“両国国技館”ではなく“新国技館”と言ってる。
歴代横綱の写真が見下ろす座布団の無い桝席に立って観たLiveだ。
あのLiveの後、呑み屋を探してうろついた両国の街は明かりが消えて暗い印象だったが、今じゃネオンがこうこうと光ってる。
国技館、旧安田庭園、両国公会堂と通り過ぎ、蔵前橋を中程迄渡って立ち止まる。
“よりよい世界夢見ながら眠りにつく時がある だけど沈んだままの心でいつも目をさます”荒野をくだって/Kai Band
あっ、このLiveも20年前じゃん。
短い間に20年というキーワードに2回触れて、川面を眺めながら20年って奴をちょっと振り返って見る。
でもそれは月日を感じさせず、歌い続けてる彼等同様、自分が今も生きているという事実を突きつけられる。
それが幸せであり痛くもあって、(俺は一体何をしてるんだ…)と思わず悪寒に身体を震わせてしまう。
1985年、全豪が最後のXmas開催だった年。
グランドスラムの優勝者は全仏:ビランデル、エバート、全英:ベッカー、ナブラチロワ、全米:レンドル、マンドリコワ、全豪:エドバーグ、ナブラチロワと正しく群雄割拠。
テニスに関しては年月の流れを感じる。
“色あせても笑う ヒーロー達の写真は 栄光と挫折を一度にさらしてしまう”
“俺は王様だと思ってた 俺の声で誰でも踊ると思ってた だがしかし俺の声は ピンボールさ ただ跳ねてるだけ”俺の声/SION
2005.10.25
Kuramaebashi
コメント
この記事へのコメントはありません。