2004年06月24日
Scene 17 [いちごみるく]
[Another Side of Tennis]
坂東 海
Scene 17
[いちごみるく]
雨が降り出すか否やコートにカバーをかけるボールパーソン。
ウィンブルドンで良く見かける光景。
それでも、一年でもっともいい季節らしい。
1982年、ウィンブルドン開催中の6月25日、雨のウェンブリーでのLiveでミック・ジャガーは「Fuckin’cold!Shit!ロンドンは最悪の街だぜ!」と叫んだ。
この年のウィンブルドン男子決勝はコナーズvsマッケンロー。
ウィンブルドン男子決勝史上最長の試合をコナーズが制して、最後のウィンブルドン優勝を飾り、女子はナブラチロワが6連覇をスタートさせた年。
ウィンブルドンだけを見れば華やかだが、ロンドンは暗くて湿った印象がある。
あの時と比べて失業率は半分以下になったが、街はどうなっているんだろう?
とは言え、ウィンブルドンはウィンブルドン。
村上龍の次の言葉は、悔しいけど全てを言い表している。
「ここはすべてのテニス愛好家にとって、聖地である。芝の美しさはたとえようもない。疑いなく、テニスの権威と伝統はウィンブルドンで守られており、真のチャンピオンはここからしか生まれない。」
ウィンブルドンと言えば[ストロベリー&クリーム]。
芝生だけでなく、深緑に統一された施設に赤い苺と白いクリームが良く似合う。
でも場内では名物だけあって高いので、地元の人達はスーパーで買って持ち込んで食べているらしい。
ピムズと言うリキュールにキュウリ、ミント、バジルを入れたソーダ割も名物。
「イギリス人はキュウリのサンドイッチが好き」とは言うが、酒にキュウリ…。
さて、知ったかぶってここまで書いて来たが、ウィンブルドンの事なんか全く気にしなかった年がある。
1986年ウィンブルドン本選初日の6月23日から6月27日迄の5日間、俺は毎晩武道館に行き、29日は黒澤フィルムスタジオに行った。
それはあるバンドのFinal Liveで、Liveの後は浴びる様に酒を呑み、27日は新宿にぽっかり空いてた空き地、都有5号地(現都庁)で朝を迎えた。
Singerは終わりのないかの様な心地良い16ビートのカッティングに合わせて、
「LOVE MINUS ZERO 俺から愛をひけば LOVE MINUS ZERO二人から愛をとればゼロ」ラヴ・マイナス・ゼロ/Kai Band
と唄い、ステージから去って行った。
あのクールで熱い歌はウィンブルドンに合ってるかもしれないな。
今夜はあの曲をバックに流して、いちごみるくでも舐めながらTV観戦しよう。
1986年ウィンブルドン優勝者は、調べてみたらベッカーとナブラチロワだった。
2004.6.21
Tanashi※Mick Jagger(1943~)
ギターのKeith Richardsと共に60才を超え、今なおROLLING STONESでRockしている。贅肉の全くない体でスタジアムのステージの端から端まで駆け回るステージングは一向に衰えを見せない。
※Kai Band(1974~)
1986年絶頂期にギターの大森信和の聴力障害で解散。1996年期間限定再結成を経て2001年本格的再始動。今年はデビュー30周年で、リーダーの甲斐よしひろはニューソロアルバム発表、ソロツアー敢行。ツアーは1公演3時間のステージが予定されている。
坂東 海
Scene 17
[いちごみるく]
雨が降り出すか否やコートにカバーをかけるボールパーソン。
ウィンブルドンで良く見かける光景。
それでも、一年でもっともいい季節らしい。
1982年、ウィンブルドン開催中の6月25日、雨のウェンブリーでのLiveでミック・ジャガーは「Fuckin’cold!Shit!ロンドンは最悪の街だぜ!」と叫んだ。
この年のウィンブルドン男子決勝はコナーズvsマッケンロー。
ウィンブルドン男子決勝史上最長の試合をコナーズが制して、最後のウィンブルドン優勝を飾り、女子はナブラチロワが6連覇をスタートさせた年。
ウィンブルドンだけを見れば華やかだが、ロンドンは暗くて湿った印象がある。
あの時と比べて失業率は半分以下になったが、街はどうなっているんだろう?
とは言え、ウィンブルドンはウィンブルドン。
村上龍の次の言葉は、悔しいけど全てを言い表している。
「ここはすべてのテニス愛好家にとって、聖地である。芝の美しさはたとえようもない。疑いなく、テニスの権威と伝統はウィンブルドンで守られており、真のチャンピオンはここからしか生まれない。」
ウィンブルドンと言えば[ストロベリー&クリーム]。
芝生だけでなく、深緑に統一された施設に赤い苺と白いクリームが良く似合う。
でも場内では名物だけあって高いので、地元の人達はスーパーで買って持ち込んで食べているらしい。
ピムズと言うリキュールにキュウリ、ミント、バジルを入れたソーダ割も名物。
「イギリス人はキュウリのサンドイッチが好き」とは言うが、酒にキュウリ…。
さて、知ったかぶってここまで書いて来たが、ウィンブルドンの事なんか全く気にしなかった年がある。
1986年ウィンブルドン本選初日の6月23日から6月27日迄の5日間、俺は毎晩武道館に行き、29日は黒澤フィルムスタジオに行った。
それはあるバンドのFinal Liveで、Liveの後は浴びる様に酒を呑み、27日は新宿にぽっかり空いてた空き地、都有5号地(現都庁)で朝を迎えた。
Singerは終わりのないかの様な心地良い16ビートのカッティングに合わせて、
「LOVE MINUS ZERO 俺から愛をひけば LOVE MINUS ZERO二人から愛をとればゼロ」ラヴ・マイナス・ゼロ/Kai Band
と唄い、ステージから去って行った。
あのクールで熱い歌はウィンブルドンに合ってるかもしれないな。
今夜はあの曲をバックに流して、いちごみるくでも舐めながらTV観戦しよう。
1986年ウィンブルドン優勝者は、調べてみたらベッカーとナブラチロワだった。
2004.6.21
Tanashi※Mick Jagger(1943~)
ギターのKeith Richardsと共に60才を超え、今なおROLLING STONESでRockしている。贅肉の全くない体でスタジアムのステージの端から端まで駆け回るステージングは一向に衰えを見せない。
※Kai Band(1974~)
1986年絶頂期にギターの大森信和の聴力障害で解散。1996年期間限定再結成を経て2001年本格的再始動。今年はデビュー30周年で、リーダーの甲斐よしひろはニューソロアルバム発表、ソロツアー敢行。ツアーは1公演3時間のステージが予定されている。
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