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Scene 40 [ジャケ買い]

[Another Side of Tennis]
坂東 海

Scene 40
[ジャケ買い]

パーティーシャッフルにしたiTunesが、オーケストラの弦に合わせて歌うしゃがれ声をチョイスした。
勿論自分が好きでiTunesに入れてある曲。
けだるく何もない昼下がり。
最後のビールを呑み干して、聴くでもなく聴かないでもなくボーッとしていたら、3番辺りでふと言葉が耳に飛び込んで来て一気に心まで達した。

“病室の窓の向こう 冬の匂いするバス停で 若い二人が 寄り添ってる
眠ってるお前の 顔を見てるだけで 涙がこぼれそうだ これじゃ逆だな 全部謝りたくなる これじゃダメだな 早く家に帰ろうな お前が好き”お前が好き/SION

何でかわからないまま独り嗚咽してる自分に驚く。
感性が理性に勝った瞬間とでも言うのだろうか。
そんな時の自分は信用出来る。

CDを買う時に、ジャケットで買った事がある人の感性は素敵だと思う。
「ジャケ買いしたら大当たり!」
「ジャケ買いしたら外しちゃってさあ!」
そんな会話は楽しい。
平台に積んである”売れ筋”CDのみを買って行く人はどうも虚しい。

TOM WAITSの[Blue Valentine]は見た瞬間にジャケ買いしてた。
その時はLPで、当然ジャケットもデカク、光沢もあったのだが、カバー写真だけでなくそれらの要素も全てカッコ良かった。
今CDのジャケットになっているのを見たらどう感じるのか?

テニスプレーヤーだとこの手の事はどうなんだろうか?
ウェアは流石に流行がありながらも、自分の趣味が出るはず。
ではラケットは?

店の奴の言いなりでなく、自分が打った感触で選ぶのが一番なのは間違いない。
見た目の好みで選んでも、強そうなラケットは硬く、可愛いラケットは柔らかいんじゃないかな?
そんな選び方はどうかな?
でもCDのジャケ買いとは値段が違い過ぎるか。

今夜ちょっとした祝い事があってレストランに行ったら、ボジョレー解禁日。
普段はそんな流行り物は無視するんだが、解禁日に惹かれて頼んでみた。
もともと「ワインはあーだのこーだの」言わないんで、美味くも不味くも感じなかった。
やっぱ大好きな、安いスパークリングワインにしとけば良かった…。

2004.11.18
Tanashicho
SION | 投稿者 坂東海 00:01 | コメント(0)| トラックバック(0)
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